5月7日(土)に行われる京都新聞杯2016の予想をお届けします。このレースは日本ダービーへの優先出走権こそありませんが、賞金加算して晴れ舞台にギリギリ間に合ったという馬は誰なのか興味深い一戦ですよね。
さて、近年このレースからダービーで活躍した馬といえばトーセンホマレボシ(3着)、キズナ(1着)、サトノラーゼン(2着)でした。
ここも秘めたる能力馬がいるかもしれませんし見つけ出したいと思います!
京都新聞杯の予想
まずは京都芝2200メートル外回りを軽く説明しておきますね。なお今週もCコースを使用です。
正面スタンド前からの発走で、最初のコーナーまでの長さが397.3メートルと長いです。そのため序盤から無理なポジション争いが発生しないため枠順の有利不利はほとんどないだろうと思います。
[memo title="MEMO"]但しどこのコースでもいえることですが、内をロスなく立ち回れる枠番の方が最後の爆発力に繋がるため有利ですよね。
[/memo]スタートからアップダウンのない平坦な道のりで1,2コーナーは急カーブ。向正面の中盤に差し掛かったあたりから坂が出現します。
京都コースは3コーナーに入ったところが丘の頂上地点になります。
頂上を過ぎると下り坂に入るためペースが自然と速くなります。この時点が勝負の行方を左右するポイントになりやすいでしょう。
後方の馬は最終コーナーである程度前目のポジションに押し上げていないと届かない可能性が広がります。
理由としては最後の直線404メートルと末脚自慢でも巻き返しを狙える範囲の距離ですが、坂がなく平坦なんですよね。
そのため先行馬や中団前めのポジションにつけた馬などが、下り坂を利用して加速を付けたまま直線に突入するので簡単には止まりません。
基本外回りコースといえば瞬発力が売りのディープインパクト産駒が有利になりますけど、この京都芝2200メートルの舞台はちょっと違います。
どちらかというとスローのよーいドンよりも持続力がモノをいわせるコースです。クラスが上がれば上がるほどね。
よって、ワタスが考えた攻略ポイントは、
- 下り坂ダッシュできるスピード能力
- 中距離をこなせるスタミナ
- 軽い芝への適性
この3つの要素が水準に達する人気薄を狙ってみればバッチグー!ではないでしょうか?
ゼンノタヂカラオ
本命に選んだのは8戦オール3着内のゼンノタヂカラオです。相手なりに堅実に走るタイプですが、前走のはなみずき賞はヤバいくらい致命的不利を喰らいながらも馬群をこじ開けた勝ちっぷりを評価しました。
これは母ダイヤモンドビコー譲りの底力ではないでしょうか?
そういえば、お母さんもこの舞台と同じエリザベス女王杯で2着がありましたよね!
とにかく前走は凄まじいほどの底力を見せていたので期待したいと思います。
ただ過去のレース映像をテープが擦り切れるまで観た結果、終いの末脚に物足りなさが残りますので母のように先行して渋太い脚を活かすような競馬が合っていると思います。
ここ2年のはなみずき賞勝ち馬といえば、サウンズオブアースにサトノラーゼン。この2頭はともに京都新聞杯からダービーに駒を進めた馬。
そう考えると、出世レースのはなみずき賞を勝利したゼンノタヂカラオもチャンスがあっていいと思うんですよね。
もちろん1頭キレキレの末脚を使う馬がいて、まともに勝負して勝てる相手ではないでしょう。
しかし、前目のポジションから早めに押し切るくらいの競馬ができれば紛れを生み出せるとみているんですが…。どうでしょうか。
アグネスフォルテ
前走まったく競馬にならなかったアグネスフォルテを穴馬で推奨します。
その前走はなみずき賞はスタートから他馬に寄ってきて先行できず、おまけに1コーナーで外から被されポジションを下げてしまう不利がありました。
そして直線も窮屈に挟まれながら最内を突こうとしますが、前が壁になって不完全燃焼の競馬。
何べんもレース動画を確認しても直線抜け出そうとした時の手応えは十分ありましたし、あの場面がスムーズだったら勝ち馬ゼンノタヂカラオと差のない競馬をしていたのではないでしょうか?
2走前の大寒桜賞(2200m)では、一足先にダービーへの出走権を手に入れたレッドエルディストの2着がありますしね。馬場も展開も向いたけど道中2番手からしっかり粘り込んでみせていましたから。
去年の京都で行われた未勝利戦芝2000メートルのレースでは1分59秒8の時計で勝利。2歳レコードをコンマ1秒更新した馬でもあります。
そういったことからもスピード・スタミナ・京都の軽い芝適性と、このコースで求められるすべての条件を満たしているアグネスフォルテにとってまさに絶好の舞台!
最近ほとんど耳にしなくなりましたが『関西の秘密兵器』とはこの馬なのでしょうね。
相手はスワーヴアーサーなど
他にも相手には未勝利戦でヴァンキッシュランから0.2秒差の3着があるスワーヴアーサー、距離やササり癖など課題があるスマートオーディン、半姉にブエナビスタやジョワドヴィーヴルなどミーハー馬券師には堪らない良血馬のエルプシャフト、デビュー戦から4戦すべて京都を走りまだ4着以下がないレース巧者ロイカバード。
そして、萩Sでスマートオーディンの追撃をあっさり振り切ったブラックスピネルまで印を抑えておきます。
印と買い目
◎10 ゼンノタヂカラオ
○ 4 スワーヴアーサー
▲ 2 スマートオーディン
☆11 アグネスフォルテ
△ 7 エルプシャフト
△ 9 ロイカバード
△13 ブラックスピネル
というわけで馬券は本命ゼンノタヂカラオから印を打った馬へ、3連複の軸1頭流し(15点)で攻めます!
あとスマートオーディンやロイカバードですけど、週中の予想段階で消しにする予定でいたんですよね。明らかに距離や適性なんかも合わないと思うのでね。
だけど今回のメンバー構成だと潜在能力で来ちゃいそうな気がいたしましたので予定を変更して抑えておきたいと思います…汗
注目の発走時刻は15時35分です。
以上、京都新聞杯2016の予想でした。
どうもありがとうございました。
コメント