【マイルチャンピオンシップ2016予想オッズ】ガリバルディ福永の教育成果が発揮!?

      2017/07/03

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11月20日(日)京都競馬場で開催されますマイルチャンピオンシップの予想オッズから上位人気馬の見解をオリジナル目線で書いていきます。さて、秋のマイル王を決めるG1レースでございますが、今年はガチガチの本命馬不在で混戦模様といった感じですよね!

それでも多くの重賞実績馬で埋め尽くされていますので、京都の舞妓さんも注目する淀の舞台はまさに白熱したレースになるんじゃないでしょうか?

ということで本日はレース展望ということで上位人気馬たちの考察をやっていきたいと思います。果たして危険な人気馬は見つかるのでしょうか?まずは予想オッズからご覧ください。

現在のオッズ

サトノアラジン 57㎏ 川田 3.3
イスラボニータ 57㎏ ルメール 4.5
ヤングマンパワー 57㎏ バルザローナ 6.4
ミッキーアイル 57㎏ 浜中 6.8
ロードクエスト 56㎏ 池添 10.2
フィエロ 57㎏ 戸崎 10.7
ネオリアリズム 57㎏ ムーア 10.8
マジックタイム 55㎏ シュタルケ 14.1
ガリバルディ 57㎏ 福永 17.4
サトノルパン 57㎏ Mデムーロ 22.5
ディサイファ 57㎏ 武豊 40.3
スノードラゴン 57㎏ 大野 65.0
ウインプリメーラ 55㎏ アッゼニ 81.7
サンライズメジャー 57㎏ 四位 152.8
ダノンシャーク 57㎏ 松山 176.2
クラレント 57㎏ 岩田 196.7
ダコール 57㎏ 小牧 347.7
テイエムタイホー 57㎏ 幸 540.6

さて、現時点(11/17)の予想オッズ1番人気はカミソリ級の切れ味を持つスワンS勝ち馬サトノアラジンです。

2番人気は去年の3着馬で2014年の皐月賞馬イスラボニータ、3番人気は富士S勝ち馬で3連勝中のヤングマンパワー、4番人気は2014年のNHKマイルCの覇者ミッキーアイル。ここまでが10倍を切るオッズとなっています。

それから5番人気は今年のNHKマイルC2着馬で京成杯AHの勝ち馬ロードクエスト、6番人気はこのレース2年連続2着で無冠の帝王フィエロ、7番人気は札幌記念で金星を挙げたネオリアリズム、8番人気はダービー卿CTの勝ち馬でもある牝馬マジックタイム、9番人気は中京記念の勝ち馬ガリバルディとなっております。

本日はこの9頭をピックアップしてお送りします。

有力馬の見解

それではマイルチャンピオンシップの予想オッズから上位人気馬たちの見解をクールに、そして大胆な切り口でまとめていきますので最後まで面倒くさがらず読んで頂けたらと思います。

サトノアラジン

去年のマイルチャンピオンシップは4着に敗れましたが、勝ち馬モーリスは別として2着フィエロ、3着イスラボニータと大接戦。ほんの僅かな差でしたけど馬券内に届きませんでした。

まあこのときのサトノアラジンといえば、重賞で2着2回3着2回の実績こそあったのですが詰めが甘いというか勝ち切るまでワンパンチ足らない状況でしたからね。それでも上位入線は堅いと思ってましたけど相手の地力が勝った印象でした。

今年に入ると春に京王杯スプリングカップを勝利し、そして前走のスワンステークスは後方追走から直線カミソリの切れ味を駆使して重賞2勝目を飾ったレースでした。

以前のパンチ不足が解消して、いよいよG1制覇が見えてきたのかもしれません。

2走前に春のマイル王を決める大会の安田記念は不利が響いて4着でしたが、「サトノアラジンは不利が痛かった」レース回顧でも書いた通り大人の事情があった一戦でした。そういったことからも、今年は絶対勝ってほしいという馬が不在でございますからね。

ま、末脚の威力だけなら1400メートルの方が向いてる気がしますけれども、今が充実期のサトノ冠を背負ったアラジンなら魔法のランプで願いを叶える可能性があるのでしょうね。

イスラボニータ

2014年の皐月賞馬で去年の秋のG1ロードは天皇賞秋3着、そして1番人気に推されたマイルチャンピオンシップはスタートダッシュがつかず後方から。直線は内から馬郡を捌き、モーリスの上がりタイムをコンマ1秒上回るメンバー最速33秒ジャストの末脚で3着まで追い込みました。

結果的には出遅れが響きましたが、手の内を知り尽くした蛯名騎手は冷静な手綱さばきで何とか1番人気の面目を保った去年のレースだったといえますね。

この馬の好走パターンというのは、内から馬体を併せながら伸びてくるところですから。まさにベテランジョッキーの腹をくくった騎乗ぶりが光ったのではないでしょうか。

前走の富士ステークスは休み明けで完調手前だったにもかかわらず2着に好走。インをロスなく運んで直線も内めから追い出した完璧な騎乗だったと思います。

今回は叩いた上積みが見込めますので去年の屈辱を果たしたいところ。得意のパターンに持ち込むためにも好走率の高い内枠が理想です。

ただ、前回のレースは勝ち馬ヤングマンパワーに対して力の差を感じました。まず話はそこからでしょ。

ヤングマンパワー

4歳となった今年は春から5戦連続で連対中と、まさに今が充実期を迎えているといっても過言ではありませんね。だけど走法などからして伸びしろがまだ感じられますので、本当に完成期を迎えるのはこれからでしょう。

3走前の多摩川ステークス、2走前の関屋記念は好位から抜け出し堂々と押し切る横綱競馬でした。そして前走の富士ステークスは3番手追走から抜け出しての3連勝。ドスローの流れで道中のポジション差をうまく生かしたレースだったと思います。

この馬は走りに遊びがあるように、オンとオフの使い分けが非常に巧いところがありあますので要領がいいというか賢いです。ストレスだけが溜まる厳しい競走生活を乗り切るために自らエンジョイしているかのようにも映ります。

一時期は勝ち星を挙げることができなく降級となったわけですが、不屈の雑草魂で再びG1の大舞台まで登り詰めてきたわけであります。

管理する手塚調教師も『いい競馬ができると思うので、印をいっぱい付けてください』と強気のコメントを発しておられるように、相当な手応えを感じてるのかもしれません。どうやらレース当日は1~2番人気となりそうです。

ただ前回のレースは2着のイスラボニータとは勝負付けが済んだものの、内をすくったレースでしたからね。展開的にも楽な競馬でしたので、人気なら評価を下げざるを得ません。

ミッキーアイル

3歳時にNHKマイルカップを制した1600メートルのG1馬ですけど、今年は高松宮記念・スプリンターズステークスと短距離のG1レースを連続して2着。特に前回のスプリンターズは半年ぶりの厳しい競馬も果敢に逃げて最後まで粘り切るという、まさにG1馬の底力を見せつけたレース。レッドファルクスに僅かな差で敗れはしましたが、逃げた場合は高確率で結果を出すというミッキーアイルの持ち味が発揮できた競馬だったと思います。

今回は去年の安田記念(15着)以来となるマイル戦。当時は控える競馬に陣営は拘りを持っていたせいか掛かって自滅するという、見ている側からすると一番嫌な負け方に終わってしまいました。

この馬は持ち味のスピードを生かした攻めの競馬が合っていると思いますので、まあ高松宮記念は3番手からの競馬で2着と頑張りましたけど、キャラ的に逃げる競馬の方が力を存分に発揮できますしレースを盛り上げるためにも魅力的ではございますよね。

近走は千二・千四を使われてきましたが1600メートルの成績は【5-1-0-3】。ただ6連対はすべて3歳のとき。着外に敗れた3戦はいずれもG1マイル戦。3歳世代で争われたNHKマイルカップはスピード能力で押し切りましたが、それ以外は16着・13着・15着と二ケタ着順に沈んでいます。『オッ!』って思ったところもないです。こうやって見ると現状1600メートルは厳しいような感じを受けます。

今回おそらく逃げると思いますが直線の踏ん張りが利くかどうか?

ペースと乗り方にもよりますが、パンパンの良馬場なら要らないでしょうね。しかし、雨の影響で馬場が渋った場合は残り目の可能性があります。

ロードクエスト

2週前から栗東に滞在して調整されてきました今年のNHNマイルカップ2着がある関東馬。瞬発力と反応の鋭さが持ち味のロードクエストですけど、前走の富士ステークスはいつものように後方からの競馬。直線はいつ末脚が爆発するのか見ていたのですが伸びきれず9着という結果になってしまいました。

ただ展開的にもスタートが悪かったし道中はドスローのペースで最後方からの競馬でしたから、キャラ的にも追って届かずという展開は 富士ステークス での記事でも書きましたがレース前から想像がついていたのではと思います。そういったことから前回の大敗は別に気にしなくてよろしいでしょう。

この馬には強烈な差し脚という武器がありますので、先行勢が崩れるような流れになれば追い込んでくるでしょ。だけど、どちらかと言えば直線が短い小回りコースで自分から動いてねじ伏せる強みがあるのですけど、外回りコースなら展開待ちの馬になっちゃいます。

今回はミッキーアイルが速いペースで運んでくれそうなので、道中は気持ちよく追走できると思います。勝負所の坂もうまく利用して加速を付けられるようなら出番がありそう。鞍上も関西の池添騎手ですから、うまくエスコートしてくれるのではないでしょうか。

だけどスタートが上手ではないので、うまく行っても2~3着までかなと。そこら辺が解消してくれないと頭からでは狙いづらいですよね。

フィエロ

予定通りにいけば今年は3年連続の出走となります。過去2年は連続して2着と悔しい想いをしてきただけに三度目の正直はあるのでしょうか?

結論から先に言いますと「ある」と思います。

理由はやはり過去2年の臨戦過程を見て気付いてらっしゃる方もおられるかと思いますが、いずれも秋初戦の叩き台スワンステークスを2着3着と好走してからの本番パターンでした。

しかし、今年の前哨戦は1番人気に支持されながらもまさかの9着に破れるという結果であります。そうすると当然ここでは人気が下がりますよね。7歳という年齢からも『上積みは?』といった感じで軽視されるでしょう。

だけどここで見限ってはいけません。前回の内容ですが、スタートダッシュで躓き、道中ポジションを取りにいこうと余計な脚を使ってしまいました。ここが勝負の分かれ目でしたね。

これが人気薄なら腹くくって最後方からジッと我慢させて直線で末脚を爆発させる策が考えられるのですが、1番人気を背負った戸崎騎手は責任感が人一倍強い男ですからファンのためにも最善の方法をとった苦肉の策だったのです。

したがって馬がムキになっちゃって行きたがり、直線は道中余計な力を使ったぶんフィエロの誇り高き末脚が弾けない競馬となってしまいました。

そういったことからも、スワンステークスは序盤からチグハグなレースとなってしまい完全に力負けでの大敗ではございません。

京都コースは【1-5-2-2】と相性がよく、休み明け初戦トボける面がこの馬にはありますから【2-2-1-1】の成績が示すとおり叩いたあとの変わり身に要注意です。

以前のパターンからも今年は大敗からの一戦なので、ゴール前での一伸びが加わりますし余力十分にレースに臨めるのではないでしょうか。

ネオリアリズム

前走の札幌記念はルメール騎手の意表を突いた逃げの手でモーリス以下を完封するという、重賞初制覇を成し遂げたとともに大金星まで挙げた一戦でした。

雨が降る特殊な馬場も向いたと思いますけど、折り合いが難しい馬なだけにたまにこういった思い切った作戦が功を奏す場合があります。

それに札幌コースは2戦2勝の舞台でしたから、何から何まで上手くかみ合ったレースでした。

今回は初めての1600メートルになるわけですけど、距離が短縮するのでスタートから流れが速くなります。そういったことから前回のような単騎の逃げが望めません。

しかしペースが速くなるぶん、折り合いに問題があるネオリアリズムにとって追走しやすい条件かもしれませんね。あとは前回の勝利で馬が燃え尽きていなければ、鞍上がムーア騎手ですしもう一丁があってもおかしくないでしょう。

けれども、私の考えでは要らないです。

マジックタイム

春にダービー卿チャレンジトロフィーを制した牝馬のマジックタイムですが、今回はその勝利に導いたシュタルケ騎手が再び手綱を取ります。

前走の府中牝馬ステークスは2着に敗れましたが、勝った馬は先週のエリザベス女王杯を制したクイーンズリングでした。距離千八は若干長いような感じもありましたが、レースではルメール騎手が終始内めをロスなく運んでの内容でした。勝ち馬とは力差を感じましたけど、ベストでない距離で頑張ったわけですから立派な2着だったと思います。

今回は全5勝を挙げている1600メートルの戦いですから、京都牝馬ステークスでも2着があるように得意の条件で並み居る牡馬たちを相手に一発喰らわせたいところ。

得意の距離なら持ち味の瞬発力に一層の磨きがかかるでしょう。

ただ相手もけっこう強いですから、インを意識したセコ乗りで運べるようなら好結果がついてくる可能性もあると思います。

ガリバルディ

今年の夏に行われた中京記念で重賞初制覇を決めたディープインパクト産駒のガリバルディ。藤原英厩舎はフィエロと2頭出しですね。

デビューのころから期待されてた馬ですが、堅実派ではありますけど掛かり癖があってワンパンチが利かない、そんな歯がゆいレースが続いておりました。

しかし2走前に福永騎手と再びコンビを組んで勝利したレースを見てても分かるとおり、前に行きたがるのを抑えて後方で我慢をさせる競馬が強烈な末脚を引き出す原動力となったのではないかと思います。

前走の富士ステークスも同じように後ろで折り合いをつける競馬でした。結果は5着でしたが、上位入線したのはみな内枠で先行していた馬たちでした。そういったことで展開が向かなかったレースだったことは確か。

それでも上がりはキッチリとメンバー最速の末脚(33秒4)を繰り出して伸びてきてましたので評価を落とす必要はないですよね。

京都コースは【2-1-1-1】と悪くありませんし、現状1600メートルの距離が一番合っています。福永騎手の教育の成果がここで発揮されても不思議ありません。

今回の記事まとめ

いかがだったでしょうか?マイルチャンピオンシップの予想オッズから上位人気馬をターゲットに私オリジナルの目線で見解を書かせていただきましたけれども、最後になりますが現段階での軸候補を書いておきたいと思います。

  • サトノアラジン
  • フィエロ
  • ガリバルディ

ワタクシ的に評価が高めなのはこの3頭です。展開的にはミッキーアイルが逃げるでしょうけど、ペースが速くても遅くても隊列は一塊。直線は末脚自慢の馬たちがゴール前で一気に押し寄せてくるのではないかと。

とくに京都のマイル戦というのは直線は横一杯に馬郡が広がり、瞬発力のあるディープ産駒に有利な競馬になるのではと予想したわけでありました。

以上、マイルチャンピオンシップ予想オッズでした。
どうもありがとうございました。

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